飲食店情報詳細

清寿司:小樽

◎エリア:北海道  ◎ジャンル:寿司・魚介類

◎最終訪問日:2012年08月頃  ◎訪問回数:2

◎評価:★★

◎投稿者:冬

24.5月
 好きな店だなあ。何とか高く評価したいけど、公平を期すと**ぐらいになってしまうのが残念だ。
 小樽のスナック街。昼間から聞こえる歌声と寂れた感じが同居する街角に店はある。雑然とした店内も、暫く居るうちに落ち着けるようになる。
 ご主人は、明るいおじいちゃん。話好きで、頭と腕には年を取らせていないようだ。アイディア溢れる寿司が、それを証明している。先代、つまりこのおじいちゃんのお父さんの写真がそこここに飾られてるのも、なにか嬉しくなる。ちなみに、店は、当代限りのようだ。
 寿司のコースは、「せ」組3465円、「い」組2835円、「す」組2520円、「し」組2100円で、それぞれ普通の寿司と炙り寿司がある。「せ」組の炙り寿司にした。珍奇な創作寿司に見えて、理にかなった完成度の高いものだ。炙ったタコとウニを黒胡椒で食べさすものなど、想像以上にあう。ホッキ貝は、一部だけを炙る。ボタンエビは梅肉、イクラに七味、イカにユズゴショウ。それぞれは合うが、コースとしてはどうだろう。例えば、ユズゴショウの強烈な辛味は、つぎの寿司の味を損なう。新しい料理を作るのは、難しいものだ。鯖には、ネギと煎り酒だが、なかなか良かった。煎り酒が、青ものに合うというのは新しい発見だ。今までは、白身に多く使われていたように思う。卵は、ウニとカニの身を入れて、チーズケーキのように焼かれており、大変美味しかった。煎り酒、ユズゴショウ、梅肉、全て手作りで、ワサビも本ものを下ろす。タネが、良いものと、いまひとつのものが混在するのが惜しまれる。
 店を、もう少しシンプルな内装にすれば、名店の雰囲気が出るのだろうが、それが良いことかどうかはわからない。

 
24.8月
 やはり好きな店。店主は、75歳だが、料理好きで研究熱心。そして、それ以上に、話好きで、明るい。姪子さんが手伝いにきていたが、やはり話好きの感じのいい人だった。いい人に囲まれての食事は楽しい。この日は、キャベツをガリと同じように調理したものを出し、作り方を熱心に教えてくれた。
 勿論、高齢な主人なので、十分にできないこともある。例えば、店内の整理整頓は、手が回らないようである。それでも、この楽しい雰囲気に代えられるものはない。
 味も、悪くはない。工夫もすばらしい。ホッキ貝の一部だけを焼いたものなどは、エルブジの料理のようだ。寿司飯が、やや甘いことだけが、私の好みではない。
 結局、こうした店を如何に評価するのが正当なのかは、私にはわからない。ただ、しかし、行く価値のある店と言うことでは、***とした方が良かったのかもしれない。

■店舗情報

◎住所:北海道小樽市花園1丁目11番17号

◎連絡先:TEL 0134-32-0404

◎営業時間:12:00~14:30, 16:00~材料がきれるまで

◎定休日:不明

◎予算:1名あたり5,000円前後

◎ホームページ:http://www.mikasuke.com/~mikasuke/sei/

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